2024年5月13日のGold-TV netは、コモディティーインテリジェンスの近藤雅世さんが今週の展望と注目ポイントを、独自の視点で徹底的に解説します。
【金】毎月3万円ずつ30年間金を買っていたら?
- 秀吉と金③
- 直近の金価格
- 5月10日時点のFED Watchの予想政策金利
- 金市場のコメント~長期的に上昇か?~
- 1994年5月から30年間、月額3万ずつ積み立てた場合
- FED Watchによる予想政策金利は、6月から11月にかけての利下げ予想が増加しており、11月に利下げを予想する投資家が増えている。
- 米国の失業給付申請件数が予想を上回り、FRBの利下げ観測が強まり、金相場が上昇している。
- 金市場の動向によると、中国のプレミア低下やインドの輸入量減少により、金価格が押されたが、北米の金ETFのフローがプラスに転じている。
- 2024年の経済見通しでは、スタグフレーションのリスクが高まっており、成長が脆弱でインフレが依然として問題となっている。
- スタグフレーションの状況下では、金価格が好調に推移し、金への投資需要が増加する可能性がある。
【白金】供給不足と需要増加~PGM需給レポート2024年
- 直近のプラチナ価格
- Jhonson Matthey PGM レポート
- 2023年は一次および二次のPGM(白金族金属)生産の回復が期待されたが、実際には予想を下回った。
- 南アフリカの製錬所と精製所のメンテナンスと電力不足により、自動車スクラップからのPGM回収量が約14%減少した。
- ロシア産PGMは中国市場で大量に販売されたが、一次および二次供給量はわずかに増加し、ロジウムの供給量は減少した。
- 自動車触媒用の需要は予想を上回り、小型車の生産は+10%近く増加した。
- バッテリー式電気自動車(BEV)の需要は強く、ガソリン車の生産も増加した。
- 化学工場用触媒需要は中国の酢酸とオキソアルコールの製造業者による需要があったが、携帯電話やPCの需要は減少した。
- ETF(上場投信)の大幅な清算により、プラチナとパラジウムの投資需要はプラス圏に転じた。
- 価格の下落により、消費者は過剰なPGM在庫を減らす動きを見せ、一時的に購入が減少した。
【原油】日本のエネルギー政策と石油・天然ガスの動向
- 直近の原油価格
- 日本の石油と天然ガス
- 日本の石油消費が減少しており、これに伴い製油所が閉鎖されている。
- 天然ガスの使用を削減するための目標が掲げられており、電力部門と産業部門がその大部分を消費している。
- 日本は世界最大のLNG貯蔵能力を持ち、エネルギー安全保障に貢献している。
- 石炭火力発電所の削減策が実施され、再生可能エネルギーの成長も考慮されている。
【出演者】
- 解説:近藤雅世(コモディティーインテリジェンス代表)
- MC:古川浩之(商取フォーラム代表)
近藤雅世氏のコモアイレポート(初回30日間は無料で配信)
http://commi.cc/service/index.html
大阪取引所「北浜投資塾」に公開されている「金の基礎知識」に近藤雅世が講師として出演しています。
『金の基礎知識』北浜投資塾 - 大阪取引所(日本取引所グループ)
https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/tag/15.html
日経電子版特設サイト「コモディティー投資の魅力」
https://ps.nikkei.co.jp/ose2020/index.html
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