2024年8月5日のGold-TV netは、トーキョートレーダーズタイムズの小針秀夫さんが今週の展望と注目ポイントを、独自の視点で徹底的に解説します。
【金】金相場は上げ続けるはずだ~限りある金は争奪戦に入っていく
- 1999年から2000年にかけて、円建ての金価格は1グラムあたり約1000円だった。
- 2013年~2014年には1グラムあたり4000円から5000円に値上がりした。
- 現在の金価格はさらに上昇しているが、将来の動向は不透明。
- 金の供給は減少傾向にあり、採掘可能な金の量も限られている。
- 世界の政府や中央銀行は金の購入を続けており、特に中国が積極的に金を買い増している。
- 金はドルや他の基軸通貨に対する信頼が低下する中で、ますます重要性を増している。
- 世界の中央銀行の金保有量は増加しており、特にアメリカとドイツが多くの金を保有している。
- 主要投資銀行や著名人は、金価格が今後も上昇すると予測している。
- シティは3000ドル、ゴールドマンサックスは2700ドル、JPモルガンは2600ドル、バンクオブアメリカは2500ドル、フランス系金融機関のエコノミストは4000ドル、ロバートキヨサキ氏は1万5000ドルと予測している。
- 副島氏は、金融恐慌が始まることで金価格が3倍になると予測している。
- 世界経済は「脱ドル化」に向かっており、これが金価格を押し上げる要因となると主張している。
【銀】銀の相場上昇の鍵は中国経済
- 銀価格は期待通りに上昇していない。
- ドル建ての銀相場は1トロイオンス当たり28ドルから30ドル付近で横ばい。
- 銀の需給は引き締まっているが、大幅な価格上昇はまだ見られない。
- 太陽光パネルの需要が増加しており、銀の消費が増大している。
- 太陽光パネルの大半は中国で製造されており、中国の需要が銀の需要増に直結している。
- 中国政府は太陽光発電設備の設置に補助金を出している。
- 中国の景気減速が銀の需要に影響を与えている。
- 製造業購買担当者指数(PMI)が低下しており、中国の景気が落ち込んでいる。
- 銀と同じ産業素材である銅の価格が下落傾向にある。
- 中国の景気後退がコモディティ市場全体に影響を与えている。
- 金や銀は資産の防衛手段として有効。
- ジム・ロジャーズ氏は、金や銀を保有することは資産を守るための保険として重要だと述べている。
【出演者】
- 解説:小針秀夫(トーキョートレーダーズタイムズ代表)
【お知らせ】
大阪取引所「北浜投資塾」に公開されている「ゴムの基礎知識」に小針秀夫が講師として出演しています。
『ゴムの基礎知識』北浜投資塾 - 大阪取引所(日本取引所グループ)
https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/tag/20.html
■小針秀夫氏の商品マーケット解説番組『コモディニュース』
https://www.youtube.com/channel/UCuQ-Cn-wn3Fg8429D1h5GGA/
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