2024年9月23日のGold-TV netは、コモディティーインテリジェンスの近藤雅世さんが今週の展望と注目ポイントを、独自の視点で徹底的に解説します。
【金】FRBの利下げと金市場 & アメリカ金本位制度の歴史
- 直近の金価格
- 近代の金の歴史 金本位制度 ③
- FRB 0.5%利下げ
- 8月のインドの金市場
- 物価の安定と国際収支の均衡が自動的に達成される。
- 各国通貨が金平価で固定され、大幅な為替相場の変動がない。
- イギリスの金本位制が19世紀末までに多くの先進諸国に広がる。
- 第一次世界大戦までの時期は、国際金本位制が理想的に運営される。
- 利下げが金価格に有利に働くことが常識。
- 物価上昇や企業業績悪化でさらなる利下げが考えられる。
- インドの金市場:
- インド国内金価格は国際価格の上昇傾向に追随。
- インド準備銀行(RBI)は金準備を+50トン積み増し。
- インド金ETFへの資金流入が継続。
- 金ジュエリーの購買と投資の勢いが継続。
- 農村部の購買が原動力。
- 国内金価格のスプレッド縮小:
- 国際金価格の上昇と輸入増加でスプレッドが縮小。
- インドの金ETFへの資金流入が増加。
- 税制変更も後押し。
- インド準備銀行(RBI)の金準備が過去最高に達する。
- インドの金輸入額が過去最高を記録。
【白金】プラチナ投資戦略~グラフから読み解く供給と需要の変化
- 直近のプラチナ価格
- WPICのグラフ
- 2022年~2024年のプラチナ供給量の変化:
- 2022年: 鉱山生産7,327千オンス、リサイクル52千オンス
- 2023年: 鉱山生産7,180千オンス(▲218千オンス)、リサイクル▲107千オンス
- 2024年: 鉱山生産7,089千オンス、リサイクル36千オンス
- 2024年第2四半期のプラチナ需給:需給バランス: ▲464千オンス
- プラチナの供給:プラチナの精製品、生産者在庫、リサイクルの合計
- プラチナの需要:自動車用、宝飾品、工業用、投資用の合計
- 2023年と2024年の最終需要のシェア
- 2023年: 自動車41%、宝飾品24%、投資6%、その他
- 2024年: 自動車40%、宝飾品25%、投資6%、その他
- プラチナの投資用需要:2023年第2四半期~2024年第2四半期のバーチャート
- 円建て金価格とプラチナ価格の推移:2024年9月24日時点で、金価格は年初比28.8%上昇、プラチナ価格はほとんど上昇していない
- プラチナの需給と価格動向
- 需給を反映せずに上下動を繰り返す
- 長期投資や価格の波に乗る投資戦略が推奨される
- 水素社会とプラチナの需要
- 水素社会の到来でプラチナの需要が増加する見込み
- 金のように上がり続けることはないが、底値は切り上げていく可能性がある
【出演者】
- 解説:近藤雅世(コモディティーインテリジェンス代表)
近藤雅世氏のコモアイレポート(初回30日間は無料で配信)
http://commi.cc/service/index.html
大阪取引所「北浜投資塾」に公開されている「金の基礎知識」に近藤雅世が講師として出演しています。
『金の基礎知識』北浜投資塾 - 大阪取引所(日本取引所グループ)
https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/tag/15.html
日経電子版特設サイト「コモディティー投資の魅力」
https://ps.nikkei.co.jp/ose2020/index.html
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