2025年3月24日のGold-TV netは、コモディティーインテリジェンスの近藤雅世さんが今週の展望と注目ポイントを、独自の視点で徹底的に解説します。
【金】トランプトレードの終焉と金価格の関係性~不確実性の時代の金投資
世界的な不確実性の高まりを背景に、金価格が再び過去最高値を更新しました。3月24日のJPX金価格は14,603円、NY金価格は3,021.4ドルと高値圏で推移しています。地政学リスクの高まりや各国の軍事費増額、インフレ懸念などが金価格を押し上げる要因となっています。
- ✅ 金価格が再び過去最高値を更新
3月19日にJPX金が14,736円、3月20日にNY金が3,065.2ドルと過去最高値を記録。MACDも買いシグナルを示しています。 - ✅ 不確実性が金価格の追い風に
地政学リスクの高まり、インフレ懸念、各国の軍事費増額による財政赤字拡大などが金価格を押し上げています。 - ✅ ドル安と金ETFの資金流入が顕著
2022年3月以来最高の月間流入額となる94億米ドル(100トン)の大量純流入が確認されました。 - ✅ スタグフレーション懸念も金価格にプラス
米国経済のスタグフレーション懸念が高まる中、歴史的に見て金価格にとってポジティブな環境が形成されています。
💡 今後の見通し
World Gold Councilによると、関税に関する不透明感、地政学リスクの高まり、各国の軍事費増額による財政赤字拡大などが金価格を支える要因となっています。テクニカル分析では一時的な値下がりが予想されるものの、中長期的には金価格は堅調に推移する可能性が高いとされています。
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【白金】医療用プラチナ需要が急増!抗がん剤や医療機器での活用が拡大
- ✅ 医療用プラチナ需要は4年連続増加
2024年には総需要の4%を占め、308,000オンス(約9.6トン)に達しました。2025年にはさらに4%増加すると予測されています。 - ✅ 抗がん剤としてのプラチナの重要性
化学療法の半分で使用される白金は、医薬品有効成分(API)の生産に不可欠な役割を果たしています。 - ✅ 医療機器におけるプラチナの活用
カテーテルや埋め込み型機器に使用されるプラチナは、耐腐食性やX線造影性で優れた性能を発揮します。 - ✅ 世界的な高齢化と医療技術進歩による需要拡大
WHOは2040年までに新たながん患者数が50%増加すると予測しており、プラチナベース薬剤の需要も着実に増加する見込みです。
【出演者】
- 解説:近藤雅世(コモディティーインテリジェンス代表)
近藤雅世氏のコモアイレポート(初回30日間は無料で配信)
http://commi.cc/service/index.html
大阪取引所「北浜投資塾」に公開されている「金の基礎知識」に近藤雅世が講師として出演しています。
『金の基礎知識』北浜投資塾 - 大阪取引所(日本取引所グループ)
https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/tag/15.html
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