令和元年11月11日(月)のTOCOMスクエアTVは、
トーキョートレーダーズタイムズの小針秀夫さんが
最近の動きと、金、ゴムについて今週の展望と注目ポイントを、
独自の視点で徹底的に解説します。
【CX】修正安が続く金と高騰するパラジウム
- NYダウの史上最高値の更新と相反して金相場は下げに転じる展開。NY金は11/7に一時1461ドルまで下げて10月の直近安値を割り込み8月上旬以来3カ月ぶりの安値。
- 米中貿易戦争によって世界景気が後退するとの見方とともに株価急落の悲観論が広がっていたにもかかわらず、マネーの株式向かいの流れは不変であり、これに伴って金市場などコモディティに対する投資的な意欲は低下気味である。
- 安値から出直り歩調となっていたプラチナも修正安。しかしその一方で、パラジウムは独歩高の状況が続いており、史上最高値を更新する状況である。
- 中国の輸入増で高騰する大豆オイル
- 原油相場は短期的に堅調推移。55ドルの節目を突破する状況。ただし、基本的なテクニカルレンジ(50-60ドル)を大きく逸脱する展開は期待が薄い。
- また大きく水準を下げていた天然ガス相場は急上昇。安値から急速に切り返す状況となっている。
- 工業品系と農業品系に属する天然ゴムは上昇トレンド。需給が緩和しているため、上げ幅は限定的とみられるが、売られる過ぎの反動から上値追いの状況に入っている。
- パラジウムの上昇が際立っているが、農産物市場では大豆オイルの上昇が鋭角となってる。中国輸入の急増が背景にある。
【金】金相場の下落と上昇の3つの要因~基本的な金の環境は良い
- 金相場のマイナス材料(1)買われ過ぎの反動(2)宝飾需要の低迷(3)株高
- しかし基本的な金の環境は良い(1)金ETFの増加傾向(2)リクイティ市場のリスクオフ懸念(3)地政学的リスク
【ゴム】どうしてゴム価格は値上がりしているのか?~パームオイルの上昇が牽引している~
- 3カ月半ぶりの高値をつけたゴム相場~東京先限は180円まで値上がり
- なぜ上昇しているのか?~最大の要因はパーム油の上昇
- ゴムの需給の緩和が薄れる方向?~天然ゴム生産国連合(ANRPC)が需給に対する楽観的な見解を示す
【出演者】
- コメンテーター:小針秀夫(トーキョートレーダーズタイムズ代表)
- キャスター:山本郁
【資料のダウンロードができます】
パソコンの場合は動画を再生中に視聴者がプレーヤーにカーソルを合わせたとき、
モバイルの場合は(仕様上YouTubeアプリのみ)プレーヤーコントロールが表示されているときに、動画の右上にカードアイコンが表示されます。
アイコンをクリックすると、セミナー資料のダウンロードリンクが右横(モバイル端末を縦向きにしている場合は動画プレーヤーの下)に表示されます。