令和3年3月15日(月)のGold-TV netは、コモディティーインテリジェンスの近藤雅世さんが金と白金、原油について今週の展望と注目ポイントを、独自の視点で徹底的に解説します。
金利が金を動かしている&プラチナ需要が伸びる!
- 金価格の現状
- 米国の新型コロナ対策
- 株価は今のところ調整安は無く、上昇を続けている
- 円安と日本の金価格:大幅な円安なのに日本の金価格は一緒になって下がっている
- 最近の金価格は株価のヘッジになっていない
- World Gold Councilは、金価格と金利との関係が深まっているという
- 金価格下落要因の6割が金利
- 金価格の金利感応度は▲10%
- 金利が+50ベーシス(0.5%)上がると金価格は約▲5%下がる
- 金価格の金利感応度は引き続き高いと思われる
- 金利の上昇は、金価格の下落につながるが、インフレ期待の高まりは金価格を上げる可能性がある
- プラチナの需給
- 2020 年のプラチナ需要は供給を記録的に 29 トン上回り、2021 年は 3 年連続で不足が予想される
- 2020 年は需要減以上の供給減になった。21年は需要が+3%増、供給は+17%増だが、需給は▲2トンの不足
- 投資家のプラチナ買い意欲は依然として非常に旺盛
- 宝飾品セクターは順調に回復
- 4年以内に100万オンス、10年以内に更に100万オンスの新規需要
短期需給予測での2021年後半価格予測
- 米国の石油精製設備稼働率は少し回復
- ガソリン価格は上昇
- 米国の原油在庫は+1,379万バレルと大幅に3週連続の増加
- ガソリンと留出油在庫は減少
- 米国の原油生産量は日量1090万バレルに
- 米国の原油や石油製品輸入量は減少中
- 米国の石油輸出は横ばい
- 米国EIAによる短期需給予測での価格予測
- 3月4日OPEC+諸国とサウジアラビアは減産の継続を決定
- OPECの原油生産量は減少中
- 4月までは減産が続き、需要は増加するので、在庫は減るだろう
- 3月、4月のブレント原油価格は67ドルと予想
- 2021年後半は平均58ドルに
- WTI原油価格は、3月~4月は63.50ドル、2021年後半は平均55ドルに
- WTI原油価格の95%確率範囲は、44ドル~83ドル。
- 不確定要素は多い
- 後半に価格が下がると思うのは米国の原油生産量が増加する可能性があるため
- 価格が上がれば生産が増加して、価格は下がる
【出演者】
- 解説:近藤雅世(コモディティーインテリジェンス代表)
大阪取引所「北浜投資塾」に公開されている「金の基礎知識」に近藤雅世が講師として出演しています。
『金の基礎知識』北浜投資塾 - 大阪取引所(日本取引所グループ)
https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/tag/15.html
日経電子版特設サイト「コモディティー投資の魅力」
https://ps.nikkei.co.jp/ose2020/index.html
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