2024年2月5日のGold-TV netは、トーキョートレーダーズタイムズの小針秀夫さんが今週の展望と注目ポイントを、独自の視点で徹底的に解説します。
【金】金相場は2300ドルに達する~JPモルガンが示す3つの理由
- 2023年12月に1オンス当たり2152.3ドルの史上最高値を記録したが、2024年の金価格は短期的に下落する見込み。
- 金相場の短期見通しは弱気で、相場が上げ過ぎているため「自律的な修正安」が予想されている。最大で1650ドル付近まで下落する可能性がある。
- 2025年には1オンスあたり2300ドルのピークを予測。ただし、その前に短期的な下落がある見通し。
- 利下げの期待による金利の引き下げ見通し。
- 2023年の中央銀行の金買い入れが過去最高で、2024年も950トンに達する見込み。
- 金ETFは2023年に損失があったが、金利低下によりETF流出が止まり、個人主導のETF流入が戻る見通し。
- JPモルガンによれば、2024年の短期的な下落後、2025年には1オンスあたり2300ドルのピークが予測されている。
【銀】銀の価格が20倍になる可能性は?
- 2024年は2年続きのプラチナ不足が続き、WPICによると自動車触媒向けの需要増加が主な原因とされる。
- ドル建てのニューヨーク市場における金と銀の価格差が拡大しており、2022年2月時点では銀を基準とした金の価格は約88倍となっている。
- 金と銀の比率は、2020年4月に113.7倍から2024年1月には88.2倍に縮小しており、この傾向が続けばさらなる拡大が期待される。
- 過去の比率の中で、金と銀の価格差が最大となったのは2004年4月で114倍であり、それを上回っている。
- 現在の銀の価格は24ドル前後で推移しており、これが400ドルまで上昇した場合、20倍になる計算が示唆されている。
- マーケット状況からは現実的でないが、金銀比率が1対5であれば、銀価格は400ドルまで上昇する可能性がある。
- 銀の需給状況は不足傾向が続いており、太陽光パネル用途の需要が拡大していることから、今後も不足が続く可能性がある。
- 最後に、大投資家たちが銀に注目しており、ジム・ロジャーズやバフェットが銀への投資を提言している。
【出演者】
- 解説:小針秀夫(トーキョートレーダーズタイムズ代表)
【お知らせ】
大阪取引所「北浜投資塾」に公開されている「ゴムの基礎知識」に小針秀夫が講師として出演しています。
『ゴムの基礎知識』北浜投資塾 - 大阪取引所(日本取引所グループ)
https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/tag/20.html
■小針秀夫氏の商品マーケット解説番組『コモディニュース』
https://www.youtube.com/channel/UCuQ-Cn-wn3Fg8429D1h5GGA/
【資料のダウンロードができます】
パソコンの場合は動画を再生中に視聴者がプレーヤーにカーソルを合わせたとき、
モバイルの場合は(仕様上YouTubeアプリのみ)プレーヤーコントロールが表示されているときに、動画の右上にカードアイコンが表示されます。
アイコンをクリックすると、セミナー資料のダウンロードリンクが右横(モバイル端末を縦向きにしている場合は動画プレーヤーの下)に表示されます。