2024年4月8日のGold-TV netは、コモディティーインテリジェンスの近藤雅世さんが今週の展望と注目ポイントを、独自の視点で徹底的に解説します。
【金】金の黄金時代到来か?
- 信長と金(2)
- 直近の金価格
- 4月5日時点のFED Watchの予想政策金利
- 3月の米国雇用統計は予想以上に好結果
- 金の黄金時代到来か? by JPMorgan
- 2024年4月5日のFed Watchによると、5月1日のFOMCでは95%が政策金利を据え置く見込みであり、6月12日には53%が0.25%以上の利下げを予想している。
- 3月の米国雇用統計は予想以上に好結果で、非農業部門雇用者数は前月比30万3000人増加し、失業率は3.8%に低下した。これにより、利下げの可能性は低下している。
- 金価格は様々な要因によって動くが、中央銀行の買い入れや実質利回りの変化などが重要である。これらの要因により、金価格は底堅く推移している。
- 中央銀行の金買い入れが顕著に増加しており、個人投資家や機関投資家も金を保有している。これらの需要の変化が金価格の動向に影響している可能性がある。
【白金】2023年第4四半期のプラチナ需給と投資展望
- 直近のプラチナ価格
- 2023年第4四半期のプラチナ需給 by WPIC
- 2023年のプラチナ市場は27.3トンの供給不足に見舞われ、過去最大の不足幅となった。
- 2024年も供給不足は続き、13.0トンの見込み。
- 2023年の供給は2%減少し、2024年はさらに1%減少する見通し。
- 鉱山供給は1%増加したが、リサイクル供給は25%低下し、業界は深刻な問題に直面している。
- 主要鉱山の生産はわずかに増加したが、問題が多く、増加は限られている。
- 需要は25%増加し、自動車需要は16%増加した。
- 工業需要は12%増加し、宝飾品需要は3%減少した。
- 供給不足は続き、地上在庫はさらに縮小する見込み。
- 自動車需要は横ばいで、投資需要は減少する見通し。
- 宝飾品需要はわずかに増加する見込み。
- プラチナ投資は有利であり、長期的にはエネルギー転換を支える水素需要も期待される。
- 世界経済の見通しは複雑で、地政学的リスクや金利の動向が影響を与える可能性がある。
【原油】米国の石油製品輸出は2023年に過去最高を記録
- 直近の原油価格
- 米国の石油製品輸出は2023年に過去最高を記録
- OPEC+は減産を6月末まで延長
- EIA 石油週報による米国の石油需要
- 2023年、米国の石油製品輸出は過去最高の日量平均610万バレルを記録し、前年比で2.5%増加した。
- 米国からの石油製品輸出の成長を牽引したのはプロパンであり、特にメキシコ向けの輸出が大部分を占めた。
- 米国のプロパン輸出は2023年に14%増加し、日量160万バレルに達し、年間最高を記録した。
- プロパン輸出は米国の石油製品輸出全体の26%を占め、世界的な需要増加や石油化学原料としての利用が背景にある。
- メキシコは米国のプロパン輸出の97%を受け取り、2023年の輸入量は日量291,000バレルに達した。
- 中国向けの米国のプロパン輸出も増加し、2023年には50%増加した。中国ではプロピレン生産に使用され、自動車の内装や包装などに利用されている。
- ガソリン輸出は5%減少し、主にメキシコに向けられた。ブラジルへの輸出は大幅に減少したが、オランダへの輸出は増加した。
- OPEC+は減産を6月末まで延長し、石油価格の下支えを図っている。
- 米国エネルギー情報局(EIA)は、OPECプラスの減産延長を受けて2024年後半の原油価格予測を上方修正した。
【出演者】
- 解説:近藤雅世(コモディティーインテリジェンス代表)
- MC:山本郁(フリーアナウンサー)
近藤雅世氏のコモアイレポート(初回30日間は無料で配信)
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大阪取引所「北浜投資塾」に公開されている「金の基礎知識」に近藤雅世が講師として出演しています。
『金の基礎知識』北浜投資塾 - 大阪取引所(日本取引所グループ)
https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/tag/15.html
日経電子版特設サイト「コモディティー投資の魅力」
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