【金】FRBは今夏にも金利予想を下方に誘導し始める可能性 【白金】水素入門②~プラチナ投資のエッセンス 【原油】石油市場の未来予測~供給過剰と需要の転換

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2024年6月17日のGold-TV netは、コモディティーインテリジェンスの近藤雅世さんが今週の展望と注目ポイントを、独自の視点で徹底的に解説します。

 

 

コンテンツ

【金】FRBは今夏にも金利予想を下方に誘導し始める可能性

  • 直近の金価格
  • 先週金曜日6月14日のCME Fed Watch
  • FED Watch 半月前の5月31日の予想と、6月14日の予想
  • FRB、利下げ前に金利押し下げも利下げに踏み切るかなり前から、今夏にも金利予想を下方に誘導し始める可能性がある
  • 近藤の見解

 

 

  • 5月31日と6月14日の予想比較で利下げ期待が高まっている。
  • Wall Street Journalが、今夏にもFRBが金利予想を下方修正する可能性を報じた。
  • 米コアCPIは15カ月連続で横ばいか低下。
  • FRBはフェデラルファンド金利(FF金利)の誘導目標を操作して短期金利をコントロール。
  • 口先介入によって10年物国債の金利を引き下げている。
  • 10年物国債の金利は住宅ローンや大型プロジェクト向け融資に影響。
  • エバーコアISIのクリシュナ・グハ氏によると、FRBの予測はやや慣性的。
  • FRBはCPI発表前に利下げ予測を立てた。
  • FRBは実際の金利操作を行わず、口先介入で金利を下げ始めている。
  • 利下げが進むことで、金の購入が増える可能性がある。

 

 

【白金】水素入門②~プラチナ投資のエッセンス

  • 直近のプラチナ価格」
  • 水素入門~投資家の手引き by World Platinum Investment Council(その2)

 

 

  • 生産、加工と輸送、利用の3つの段階で構成される。
  • 天然ガス、石炭、バイオマスなどのさまざまな原料を使って水素が生産され、液化、ガス圧縮などのプロセスを経て利用される。
  • 産業、建築、電力などの分野で利用される。
  • 水素の生産段階を指し、天然ガス、石油、石炭などの炭素排出量が多い原料を使用している。
  • 脱炭素化の動きが進み、2030年までには50%が再エネを利用する方法に転換する見込み。
  • 電気の力で水を水素と酸素に分解する水電解法が中心。
  • 水素を利用する分野を指し、主に工業の生産過程で使われる。
  • メタノール生産、アンモニア生産、石油精製などが主な分野。
  • グリーン水素の使用が増加するにつれて、プラチナベースの固体高分子形燃料電池なども含まれるようになる見込み。
  • 上流と下流を繋ぐ役割を果たし、水素の加工、輸送、貯留を行う分野を指す。
  • 水素は生産された工場で消費されるが、水素経済の発展に伴い新たな需要が生じ、国内外への輸送が必要になる見込み。
  • 上流では水電解を使う水素の生産において触媒として、化学反応の効率を高め水素への変換を促進する役目を担う。
  • 下流では水素の精製と液体有機水素キャリアへの変換プロセスでプラチナの需要が生まれる。
  • 新しい産業分野の持続可能な成長とイノベーションを援助し、水素経済の発展をサポートする。
  • 水素戦略の発表が多くの国で行われており、2030年までに国内エネルギーの炭素排出量の8割以上を含む多岐にわたる目標が設定されている。

 

 

【原油】石油市場の未来予測~供給過剰と需要の転換

  • 直近の原油価格
  • 石油需要は2029年までにピーク、大幅な供給過剰に by IEA
  • OPEC、世界需要予想据え置き 24年第1四半期は引き下げ
  • 紅海の混乱で喜望峰周辺の石油流通が増加 6月11日 by EIA

 

 

  • 国際エネルギー機関(IEA)による報告によれば、世界の石油需要は2029年にピークに達し、その後は減少する見込み。
  • 2020年代には供給能力が需要を上回り、30年までに日量1億1400万バレル近くに達し、需要を800万バレル以上上回ると予測されている。
  • 石油会社はこの変化に対応するために、事業戦略や計画を見直す必要があると指摘されている。
  • 電気自動車(EV)の普及や発電の脱石油化に伴い、石油需要の伸びは2029年までに日量1億0560万バレルで頭打ちになり、30年には小幅に減少する見込み。
  • 供給能力増加の4分の3はOPEC諸国が占め、これにより石油市場や経済に重大な影響が及ぶ可能性があると警告されている。
  • OPECは2024年の世界石油需要について、従来の予測を据え置いており、今年の第1四半期の石油需要予想を日量5万バレル減の1億0351万バレルとし、第2四半期は増加する見通し。
  • OPECは世界経済が堅調に成長しており、特に下半期には需要が増加すると予想している。
  • 喜望峰周辺の石油流通が増加している。これは中東のチョークポイントを回避するためであり、商業船舶が岬周辺を経由する航路を選択している。
  • 岬周辺での取引が増加しており、特にサウジアラビアとイラクからの原油が欧州に多く輸送されている。
  • 紅海の混乱は喜望峰周辺での石油貿易に影響を与えており、船舶の迂回によりコストと輸送時間が増加している。

 

【出演者】

 

近藤雅世氏のコモアイレポート(初回30日間は無料で配信)
http://commi.cc/service/index.html

 

大阪取引所「北浜投資塾」に公開されている「金の基礎知識」に近藤雅世が講師として出演しています。

『金の基礎知識』北浜投資塾 - 大阪取引所(日本取引所グループ)
https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/tag/15.html

 

日経電子版特設サイト「コモディティー投資の魅力」
https://ps.nikkei.co.jp/ose2020/index.html

 

 

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