2024年9月16日のGold-TV netは、コモディティーインテリジェンスの近藤雅世さんが今週の展望と注目ポイントを、独自の視点で徹底的に解説します。
【金】8月の中国・金市場の動向 & 日本の金本位制導入とその背景
- 直近の金価格
- 近代の金の歴史 金本位制度 ② 日本の金本位制度
- 欧州中銀が利下げ
- 米国のPPI・CPI
- FED Watch
- 8月の中国の金市場
- 欧州中央銀行(ECB)の利下げ決定
- 3カ月ぶりの追加利下げを決定。
- 預金金利を0.25%引き下げ、3.50%に。
- インフレの落ち着きと景気減速の懸念から経済を下支えする狙い。
- 米国の経済指標
- 8月の最終需要生産者物価指数(PPI)は予想を上回る+0.2%上昇。
- 新規失業保険申請件数は予想通りの結果。
- 米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が強まる。
- 金市場の動向
- 利下げは金利がつかない金にとって有利。
- ドル安が金価格にプラスの影響。
- 8月の中国の金市場では、金価格が上昇し、金の引き出し量も増加。
- 中国の金ETFは8月に資金流出が発生。
- 上海期貨交易所の金先物取引量は増加。
- 中国の金市場
- 8月の金卸売り需要は季節的に上昇したが、前年同期比では減少。
- 中国の公式金保有量は4ヶ月連続で横ばい。
【白金】供給不足と需要の動向~2024年のプラチナ市場
- 直近のプラチナ価格
- 2024年の世界のプラチナ需給
- プラチナ市場の供給不足
- 2024年第2四半期の供給不足は46万4千オンス(約14.4トン)。
- 2024年通年では102.8万オンス(約32トン)の供給不足が予想される。
- 2023年の供給不足は73万1千オンス(約22.7トン)。
- 鉱山供給とリサイクル
- 2024年第2四半期の鉱山供給量は157万オンス(約48.8トン)。
- 南アフリカの供給増加が主な要因。
- 自動車リサイクルの供給量は前年同期比+2%増加。
- プラチナ需要
- 2024年第2四半期のプラチナ需要は4年ぶりの高水準。
- ETFの大幅な投資資金流入が需要を押し上げた。
- 2024年通年のプラチナ需要は前年比+3%増が予想される。
- 自動車用・宝飾用・工業用プラチナ需要
- 自動車用需要は前年同期比+1%増加。
- 宝飾用プラチナ需要は前年同期比+5%増。
- 工業用プラチナ需要は前年同期比▲4%減。
【出演者】
- 解説:近藤雅世(コモディティーインテリジェンス代表)
近藤雅世氏のコモアイレポート(初回30日間は無料で配信)
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大阪取引所「北浜投資塾」に公開されている「金の基礎知識」に近藤雅世が講師として出演しています。
『金の基礎知識』北浜投資塾 - 大阪取引所(日本取引所グループ)
https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/tag/15.html
日経電子版特設サイト「コモディティー投資の魅力」
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