2024年4月22日のGold-TV netは、コモディティーインテリジェンスの近藤雅世さんが今週の展望と注目ポイントを、独自の視点で徹底的に解説します。
【金】FRB政策見通しと金市場の展望
- 信長と金(3)
- 秀吉と金 ➀
- 直近の金価格
- 4月19日のFed Watch
- 米国利下げ遅延、FRBはリステイクを抑制へ
- 金についてのコメント byWorld Gold Council
- 6月12日の利下げ予想はわずかに増加し、7月31日と9月18日の利下げ予想は減少した。結果として、利下げの予想時期が後退している。
- 米国経済は完全雇用下にあり、インフレも沈静化しており、FRBはリスクテイクを抑制する方針に向かっている。
- 金価格は急上昇し、金ETFへの資金流入が見られる。地政学的リスクの増大や中央銀行の堅調な買い越しも金価格を支えている。
- インドの選挙期間中は金消費が影響を受け、需要が減少する傾向にある。
【白金】ロシア制裁による供給の影響と長期的な展望
- 直近のプラチナ価格
- ロシアへの制裁にたいするプラチナ族金属の影響
- ロシアは世界のプラチナ族金属(PGM)生産の28%を占め、PGM市場における供給源の約3割を担っている。
- 最近のロシアへの制裁は、ベースメタルには限定的な影響があると考えられており、特にプラチナやパラジウムの供給には影響がないと予想されている。
- ロシアからのPGM供給は増加すると予想されていたが、2024年4月13日以降、ロシア産の金属の輸出が制裁された。
- これにより、ロシアからの供給増は制限される可能性があり、中国やインドなどの地域へのメタル流入が増加する可能性がある。
- ロシア制裁の影響により、PGM価格は一時的に上昇したが、その後下落に転じた。
- ロシアのプラチナやパラジウム市場に対する制裁は、市場への影響を制限する可能性がある。
- 電気自動車の普及に伴い、バッテリー材料として使用されるニッケルの需要は増加しているが、インドネシア産のニッケルはクリーンではないという指摘を受けている。
- プラチナの投資魅力は高まっており、将来的には水素の使用により需要が増加する可能性がある。
【原油】イランとイスラエルの紛争 & 中国の原油輸入動向
- 直近の原油価格
- イランとイスラエルの戦争は今後も要注意
- 米国は戦略備蓄在庫を放出する、イランに制裁を科すと示唆
- 中国、2023年の原油輸入量が過去最高に
- 紛争が続く中、原油価格は不安定で急騰急落している。
- 米国は戦略石油備蓄の放出を示唆し、イランに制裁を科す可能性がある。
- イランとイスラエルは対立を避ける姿勢を示しているが、緊張は続いている。
- 不測の事態が起こるリスクがあり、状況の変化には注意が必要。
- 中国の原油輸入は過去最高に達し、主要な供給源はロシア、サウジアラビア、イラク。
- イランからの原油は他国を経由して輸入される可能性があり、西ヨーロッパからの輸入は減少している。
【出演者】
- 解説:近藤雅世(コモディティーインテリジェンス代表)
- MC:山本郁(フリーアナウンサー)
近藤雅世氏のコモアイレポート(初回30日間は無料で配信)
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大阪取引所「北浜投資塾」に公開されている「金の基礎知識」に近藤雅世が講師として出演しています。
『金の基礎知識』北浜投資塾 - 大阪取引所(日本取引所グループ)
https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/tag/15.html
日経電子版特設サイト「コモディティー投資の魅力」
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