2024年4月29日のGold-TV netは、コモディティーインテリジェンスの近藤雅世さんが今週の展望と注目ポイントを、独自の視点で徹底的に解説します。
【金】3月インド金市場の動向&金価格目標を2700ドルに引き上げ
- 秀吉と金 ②
- 直近の金価格
- 4月27日時点のFED Watchの予想政策金利
- インドの金市場
- JPモルガンは金の目標価格を2,600ドルに
- ゴールドマンサックスは2700ドル
- 金価格の上昇により、国内金価格は過去最高に達し、インドでは1オンスあたり2,300米ドルを超える水準で取引されている。
- インドの宝飾品用金需要は減少し、投資用は増加しており、インド中央銀行は金準備の積み増しを続けている。
- インドの金ETFへの資金流入は減少しており、インドの金輸入量も減少傾向にある。
- JPモルガンは金の目標価格を2,600ドルに、ゴールドマン・サックスは年末の金価格目標を2700ドルに引き上げた。
【白金】ロシアのノルニッケルが中国に工場建設
- 直近のプラチナ価格
- 中国の電気自動車販売の割合が、全体の50%超に
- 欧州の自動車販売台数が減少
- 南アは水素社会を推進すべきである
- ノルニッケル、制裁回避のため中国に生産拠点を移す
- 中国の自動車販売台数の半分以上を新エネルギー車(NEV)が占めた。
- NEVは主に電気自動車とPHEV(燃料電池車)を指し、販売台数は前年同月比で32%増となった。
- 中国の電気自動車市場は成長し、NEVの販売シェアが50.39%に達した。
- これは以前の予測よりも早い結果で、今後の成長が期待される。
- ノルニッケルはロシアからの制裁により、中国に生産拠点を移す計画を立てており、銅製錬の一部も中国に移す予定。
- ノリリスクの工場の近代化は進行中で、生産は中国の新合弁工場に移される予定。
- ポターニンは制裁に対応するために中国との合弁企業を設立する計画であり、これによって損失を最小限に抑えることを目指している。
【原油】OPEC石油週報 2024年4月号~2025年までの供給不足が続く見込み
- 直近の原油価格
- OPEC石油週報 2024年4月号
- 原油先物の市場構造:市場は強含みでバックワーデーションを維持し、ファンドのネット買い残は増加した。
- 世界経済:2024年と2025年の成長率予測が維持され、米国や中国などの成長率に微調整があった。
- 世界の原油需要:2024年の成長率は前月から変わらず、OECD諸国や非OECD諸国での需要拡大が予測される。
- 世界の石油供給:非協同国間石油供給の増加が予想されるが、OPEC諸国の生産量は据え置き。
- 製品市場と石油精製事業:石油精製マージンが低下し、石油精製設備受入量は増加したが、製品在庫は減少した。
- タンカー市況:ダーティタンカー運賃はまちまちの動きで推移した。
- 石油輸出入:各国の石油輸出入動向について報告され、中国やインドの輸入量が増加した一方で、米国や日本の輸入量が減少した。
- 需給バランス:2024年から2025年までの供給不足が続く見込みで、需要の増加に対する供給の追いつきが懸念されている。
【出演者】
- 解説:近藤雅世(コモディティーインテリジェンス代表)
- MC:山本郁(フリーアナウンサー)
近藤雅世氏のコモアイレポート(初回30日間は無料で配信)
http://commi.cc/service/index.html
大阪取引所「北浜投資塾」に公開されている「金の基礎知識」に近藤雅世が講師として出演しています。
『金の基礎知識』北浜投資塾 - 大阪取引所(日本取引所グループ)
https://www.jpx.co.jp/ose-toshijuku/tag/15.html
日経電子版特設サイト「コモディティー投資の魅力」
https://ps.nikkei.co.jp/ose2020/index.html
【資料のダウンロードができます】
パソコンの場合は動画を再生中に視聴者がプレーヤーにカーソルを合わせたとき、
モバイルの場合は(仕様上YouTubeアプリのみ)プレーヤーコントロールが表示されているときに、動画の右上にカードアイコンが表示されます。
アイコンをクリックすると、セミナー資料のダウンロードリンクが右横(モバイル端末を縦向きにしている場合は動画プレーヤーの下)に表示されます。